――遠い未来の倫理観は、不変なのだろうか？――

特別孤児保護施設「SOｒPFA（ソルファ）」は
ある事件によって生まされた子供たちのための
最後の保護施設である。

――中身が入れ替わっても、それは同じ存在なのだろうか？――

感情を理解できない
廃棄寸前の旧型アンドロイド　ロビン。

「最後の友人」として
子供たちの世話及び保護を行っている。

ロビンはただただ淡々と
子供たちの夢を聞き、希望を説き
よりそう生活の為に存在していたのだった。

――健康的で文化的な生活を送るために、彼らはずっと、鳥籠の中にいる――

自らの廃棄予定を待つ
その限られた時の中で…